2111年5月26日火曜日

蔵前工業会鹿児島県支部へようこそ

こんにちは。一般社団法人 蔵前工業会は、東京工業大学(東工大)の同窓会であり、こちらはその鹿児島県支部です。

蔵前工業会という名前は、東工大の同窓会として少し奇異に感じるかもしれません。関東大震災の前、東工大の前身となる学校が蔵前の地にあったことから、同窓会の名前に「蔵前」を冠しています。

鹿児島県支部は昭和37年(1962年)に設立され、2012年に設立50周年を迎えました。会員数は多くありませんが、会員間の親睦を図るだけでなく、微力ですが理数教育や科学技術の発展に寄与して参りたいと存じますので、ご支援ご協力をお願いいたします。

2017年11月26日日曜日

Tech Garden Salon「スイッチ!〜明治150年と光ファイバー50年の雑学談義〜」を開催します!


蔵前工業会鹿児島県支部は、今年も4回目となる「Tech Garden Salon」を開催します!
同窓会主催のイベントですが、誰でも入れて入場無料、申込不要です。
ぜひお越し下さい!
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Tech Garden Salon

私たちは、3年前から「アートやカルチャーを楽しむように、テクノロジーの世界を楽しむ」をテーマに、マルヤガーデンズにて講演会を開催してきました。今年は、現在の情報化社会を支える光ファイバー通信の話です。

日時 2017年12月2日(土)15:00開場 15:30-17:30講演

場所 マルヤガーデンズ 7F 入場無料(定員50名)

講演テーマ「スイッチ!〜明治150年と光ファイバー50年の雑学談義〜」
講演者:渡邉 俊夫(わたなべ・としお) 鹿児島大学 学術研究院 理工学域 准教授

今から150年前、近代日本の夜明けとともに始まった電気通信は、50年前の光ファイバーの誕生によって飛躍的に発展して、現在の情報化社会に必要不可欠なインフラとなりました。スマホからの通信も、携帯電話の基地局間では光ファイバーで信号が送られています。さらに最近では、光ファイバー中の光信号の経路を自在に切り替える光スイッチが実用化されています。光ファイバー通信において、より多くの情報を、より遠くまで、正しく伝えるためには、いかに雑音を小さく抑えるかが肝心です。
日々、さまざまな雑音と戦いながら、次世代の通信の研究と教育に取り組んでいる講演者(明治100年生まれ)が、光ファイバーや光スイッチと、それにまつわる雑学を語ります。

講演者プロフィール
昨年、縁あって転職し、鹿児島に単身赴任してきました。遅い日の入りや甘い醤油に戸惑いながらも、時折、湯船から桜島の見える温泉に通って、新しい生活を楽しんでいます。神奈川県に住む家族とのLINEで会話できるのも、横浜ベイスターズの試合の途中経過が随時チェックできるのも、光ファイバーのおかげかな、と思っているところです。

1967年 (明治100年)生まれ
    神奈川件相模原市出身
1990年 東京工業大学 工学部 有機材料工学科 卒業
1992年 東京工業大学 大学院理工学研究科 有機材料工学専攻 修士課程修了
同年   日本電信電話株式会社(NTT)入社
     以来 光ファイバー通信に関する研究に従事
2001年 博士(工学)
2016年 鹿児島大学 学術研究院 理工学域 准教授
     現在に至る

主催 一般社団法人 蔵前工業会(東工大同窓会) 鹿児島県支部

後援 南日本新聞社、MBC南日本放送、Maruya Gardens

2016年12月27日火曜日

テックガーデンサロン「田舎工学序説」開催しました!

「テックガーデンサロン」は、「アートやカルチャーを楽しむように、テクノロジーの世界を楽しむ」をテーマに、鹿児島県支部が一昨年から開催している一般公開講座です。

3回目の開催となる今回は、2016年11月19日、鹿児島市天文館のマルヤガーデンズgarden7にて、窪壮一朗氏(H17数)より「田舎工学序説」と題する講演が行われました。来場者は40名、開演前にはフリードリンクも振舞われ、まさにサロンのような雰囲気での講演会となりました。

今回の講師の窪氏は、キャリア官僚としての霞が関勤務から一転、5年ほど前から故郷の鹿児島にて、柑橘類や水稲などの農業と、ジャムやお菓子作りなど「南薩の田舎暮らし」をなさっています。

その実体験をもとに、「都会には余白がない」という問題提起から始まり、「田舎」の定義、そして田舎づくりの運動方程式に至るまで、2時間にわたり、たいへん興味深いお話をいただきました。一見「田舎」と「テクノロジー」とは馴染まないのではないかと思われるところですが、「工学」が人の役に立つものを生み出すことを目指す営みであるならば、まさしくこれは「田舎工学」であり、この日は新しい工学の一頁が開かれたのではないかと感じた次第です。

今回の講演会にあたり、東京支部長の鈴木登夫理事(S44電子)にご来鹿いただきました。講演会終了後の懇親会でも、「田舎」×「工学」をめぐる話題で大いに盛り上がりました。

2016年10月10日月曜日

Tech Garden Salon「田舎工学序説」を開催します!

蔵前工業会鹿児島県支部は、今年も3回目となる「Tech Garden Salon」を開催します!
今年は、「南薩の田舎暮らし」代表の窪 壮一朗による田舎づくりをテーマにした講演です。
詳しくは以下をご覧ください。

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Tech Garden Salon

私たちは、一昨年から「アートやカルチャーを楽しむように、テクノロジーの世界を楽しむ」をテーマに、マルヤガーデンズにて講演会を開催してきました。今年は、テクノロジーとはちょっと違った「田舎づくり」の話です。

日時 2016年11月19日(土)15:00開場 15:30-17:30講演

場所 マルヤガーデンズ 7F 入場無料(定員50名)

講演テーマ「田舎工学序説」
演者:窪 壮一朗(くぼ そういちろう) 百姓、南薩の田舎暮らし 代表

みなさんは「田舎工学」と聞いたらどんな学問だと思うでしょうか? 実は、こんな学問はまだ存在していないのです。なぜならこれまで「田舎」は作っていくものではなく、既にあるものだったからです。しかし、近年非常に「田舎」への関心が高まっています。しかも、自分の故郷へ帰るのではなく、新天地を求める人が「田舎」へ向かってきています。自分なりの「田舎」を作っていくことを目指して。
では、どうしたら自分なりの「田舎」が作れるのでしょうか? それには、都市工学とも、従来の農村工学とも違う視点が必要になるでしょう。つまり、行政が中心になって行う上からのインフラ整備ではなく、個人の力で荒野を切り拓いていく草の根の動きが中心になってくるのではないでしょうか。自分自身が楽しく住める「田舎」を作るため、みなさんと一緒に「田舎工学」を考えてみたいと思います。

演者プロフィール
東工大を卒業後、文部科学省でいわゆるキャリア官僚として働いておりましたが、早々に退職、蛮勇で田舎に移住し、気づいたら百姓になっていました。娘2人と妻の家族4人でなんとか暮らしています。
1982年 鹿児島県吉田町(現鹿児島市宮之浦町)生まれ
2001年 鹿児島県立鶴丸高等学校卒業
2005年 東京工業大学理学部数学科卒業
2005年 文部科学省入省(国家公務員Ⅰ種)
2009年 自己都合退職(最終官職:科学技術学術政策局 国際交流官付 企画係長)
2009年 東京工業大学総務部付
2011年 父方の故地である南さつま市大浦町に家族で移住

【南薩の田舎暮らし】
南さつま市大浦町で、農業をしながら、身の回りにある素材を使ってジャムを作ったり、お菓子を作ったりもしています。農作物や加工品はインターネットショップでも販売。また「海の見える美術館で珈琲を飲む会」など、地域の人と楽しむイベントもときどき主催しています。
(主な経営作物)
柑橘類(ポンカン、タンカン、しらぬい等)、水稲、かぼちゃ、アボカド(苗木育成中)

2016年2月1日月曜日

4大学合同新年会が開催されました


2016年1月28日、恒例の「4大学合同新年会」@鹿児島がホテル・レクストン鹿児島にて行われました。

これは、一橋大学、東京医科歯科大学、東京外語大学、そして東工大の4大学の同窓会鹿児島支部による、合同の賀詞交換会です。今年で10年くらいになるそうです。

この4大学は同窓会の鹿児島支部が小規模なので、合同で新年会をすることで盛況にもなりますし、様々な業種で活躍されている方と交流できる貴重な機会です。

幹事を務めてくださっている一橋大学同窓会(如水会)のみなさんには感謝です。

2015年12月9日水曜日

Tech Garden Salon「まちづくりと景観」を開催しました

 「テクノロジーをアートやカルチャーのように楽しむ」をコンセプトに、鹿児島県支部が昨年度より開催している一般を対象とした講演会「テック・ガーデン・サロン」。

第2回目となる今年度は、2015年12月5日鹿児島市マルヤガーデンズにて鹿児島大学名誉教授井上佳朗氏(S50社開)より「まちづくりと景観:心地よい景観とともに暮らす」をテーマに開催しました。

講演では、景観が人の心理に及ぼす影響について様々な面から解説。環境と人間の絆やアイデンティティの源泉、自己の再認識の契機としての「風景」の重要性について多くの事例で説明されました。

また、日本の風景学の第一人者である中村良夫を始めとし、奥野健男、岩田慶治など東工大で教鞭を執った方々の「原風景」に関する考察が紹介され、東工大と風景学の意外な繋がりの発見もありました。

現在井上氏は鹿児島市景観審議会の会長も務めており、その立場から鹿児島市景観まちづくり賞を授与した優れた景観・建築の事例紹介も行うなど、内容豊富な講演でした。

開演前にはフリードリンクを振る舞い、一般37名、会員8名の参加により文字通りサロン的な雰囲気での開催となりました。本部からは井口政明理事(S44化工)が駆けつけ、ご自身にとっての原風景と現在お住まいの兵庫県の風景に触れた来賓挨拶をいただきました。講演終了後の懇談会でも、なごやかな雰囲気で風景について話が弾みました。

窪 壮一朗(H17数)

2015年10月28日水曜日

Tech Garden Salon「まちづくりと景観:心地よい景観とともに暮らす」を開催します!

蔵前工業会鹿児島県支部は、今年も「Tech Garden Salon」を開催します!
今年は、鹿児島大学名誉教授の井上佳朗先生による景観をテーマにした講演です。
詳しくは以下をご覧ください。

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Tech Garden Salon

私たちの日常に当り前にある様々なモノの裏には多くの知恵と技術が隠れています。それを知れば世の中の見方さえ変わってしまうかも。アートやカルチャーを楽しむように、今宵はテクノロジーの世界を気軽に楽しんでみませんか。
 

講演テーマ「まちづくりと景観:心地よい景観とともに暮らす」
講師:鹿児島大学名誉教授(生活環境論、社会開発論) 井上佳朗

日時 2014年12月5日(土)15:30-17:00(15:30開場)

場所 マルヤガーデンズ 7F 入場無料(定員50名)

私たちは人間関係の中で喜怒哀楽や生きがいを感じて成長していきますが、他にも文化や科学技術など、私たちの心の形成に影響を与えているものはたくさんあります。この講座では、まちづくりにおいて景観が与える心理的効果を中心に考えてみたいと思います。私たちはふるさとの景観とともに成長し、自己のアイデ ンティティを形成していきますが、慣れ親しんだ景観はそこに暮らす人々の誇りとなり、ふるさとを語る際に欠かすことができません。また、優れた景観は訪れ る人に、その土地に対する好意的な第一印象を形成し、その後そこに住む人々への好意的態度の形成につながっていきます。本講座では、心地よい景観と共に暮 らすことの幸せについて理解を深めることで、今後の鹿児島市の景観形成の一助となることを願っています。

講師プロフィール
井上佳朗(いのうえよしろう)
鹿児島大学大学院理工学研究科海洋土木工学専攻 教授
鹿児島大学名誉教授(生活環境論、社会開発論)
大学院では都市や農村における良好な生活環境の形成を目的とした社会開発工学を勉強していました が、「人の居ないまちはまちではない。人の住まない家は家ではない。人間の行動について理解を深めなければ、いい計画を立てることは出来ない。」という指 導教授の教えがきっかけで、社会心理学の先生にも師事することになり、ついには社会心理学の研究者として鹿児島大学に赴任することになりました。鹿児島で は心理学と工学(いわばソフトとハード)を融合させながらまちづくりに関わり、今日に至っています。
1947 長野県長野市生まれ
1971 東北大学工学部機械第二工学科卒業
1975 東京工業大学総合理工学研究科社会開発工学専攻修了
1976 東京工業大学工学部技官・助手(人文社会群心理学)
1981 鹿児島大学法文学部助教授
1995 鹿児島大学法文学部教授
2013 鹿児島大学定年退職・名誉教授
現在に至る
〈主要な社会的貢献活動〉
鹿児島市景観審議会会長
鹿児島市観光未来戦略推進委員会会長
鹿児島市公共交通会議会長
鹿児島県事業評価委員会委員
国土交通省九州地方整備局総合評価技術委員会委員

〈主要な著書〉
社会心理学と環境研究の展望(新建築学大系11)
構築環境への適応と改造(社会心理学の交差路)
原風景の心理学的研究(鹿児島大学法文学部紀要「人文学科論集」)