2012年7月7日土曜日

平成24年度 鹿児島県支部総会

7月7日(土)、鹿児島市内のサンデイズインホテルにて、平成24年県支部総会が開催されました。県支部名簿会員34名のところ11名が参加し、また本部からご来賓として本房事務局長をお迎えしての開催でした。

総会では、支部の役員人事、24年度定時総会(代議員総会)の報告、23年度活動報告および決算報告、24年度活動計画、そして「Kagoshimaくらりか」等について足立 昭彦(S50経)支部長から説明があり、承認されました。

特に「Kagoshimaくらりか」については、科学技術振興機構(JST)が理科に関する体験的な学習活動を支援する「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」事業に見事採択され、今年度はJSTの支援の下で実施されることが報告されました。「Kagoshimaくらりか」は、昨年本部支援の下でくらりかを実施したことを発展させ、公益事業の観点から支部会員相互の親睦を図るため、県支部として今年度開始させた事業です。鹿児島県は山間地や離島などの僻地が多く、理科の面白さを肌で感じる機会の少ない子どもも多いことから、今後小規模特認校を中心に理科教室を実施していく予定です。具体的には、全校児童が協力して連結ロボットを製作するという他に例を見ないプログラムであり、伊佐市立南永小学校(全校児童10名)にて実施された初めての体験教室に関しては、子供向けにどうやって「制御」の概念を説明したかということや子供たちの熱中した様子が総会で報告され、会員の関心を集めました。体験教室当日はテレビの取材もあった他、製作された連結ロボットは鹿児島県立博物館にて開催されるロボットをテーマとした企画展で展示されることとなるなど、本会が実施する公益事業の価値が社会からも注目されていると感じられ、支部活動の一層の活性化にも寄与するのではないかと期待されます。なお、第2校目となる体験教室は、薩摩川内市立陽成小学校において今秋実施される予定です。

また、本支部では支部活動を活発に行っていくための財政的基盤が弱いことから、今年度より県支部への寄附を受け付けるようにしたところ、既に数名の方から申し込みをいただいているという嬉しい状況についても報告され、支部活動への関心の高まりが感じられました。

本房事務局長からは、蔵前工業会の活動や今年度初めて開催された東工大のホームカミングデイの様子などをご説明頂きました。なお、本房事務局長には南永小学校での「Kagoshimaくらりか」にもお越し頂きご助力頂くなど、本部からのご支援ご指導なくしては「Kagoshimaくらりか」は実現困難であったと認識しており、この場を借りて改めて御礼申し上げます。また、私事ですが、今年度より県支部に加入しわからないことばかりですが、先輩諸賢のご指導を頂きつつ、微力ながら鹿児島を盛りたてていきたく思った次第です。

以上、24年県支部総会報告でした。今度ともご指導ご協力宜しくお願い致します。
 鹿児島県支部 窪 壮一朗(H17数)