2016年12月27日火曜日

テックガーデンサロン「田舎工学序説」開催しました!

「テックガーデンサロン」は、「アートやカルチャーを楽しむように、テクノロジーの世界を楽しむ」をテーマに、鹿児島県支部が一昨年から開催している一般公開講座です。

3回目の開催となる今回は、2016年11月19日、鹿児島市天文館のマルヤガーデンズgarden7にて、窪壮一朗氏(H17数)より「田舎工学序説」と題する講演が行われました。来場者は40名、開演前にはフリードリンクも振舞われ、まさにサロンのような雰囲気での講演会となりました。

今回の講師の窪氏は、キャリア官僚としての霞が関勤務から一転、5年ほど前から故郷の鹿児島にて、柑橘類や水稲などの農業と、ジャムやお菓子作りなど「南薩の田舎暮らし」をなさっています。

その実体験をもとに、「都会には余白がない」という問題提起から始まり、「田舎」の定義、そして田舎づくりの運動方程式に至るまで、2時間にわたり、たいへん興味深いお話をいただきました。一見「田舎」と「テクノロジー」とは馴染まないのではないかと思われるところですが、「工学」が人の役に立つものを生み出すことを目指す営みであるならば、まさしくこれは「田舎工学」であり、この日は新しい工学の一頁が開かれたのではないかと感じた次第です。

今回の講演会にあたり、東京支部長の鈴木登夫理事(S44電子)にご来鹿いただきました。講演会終了後の懇親会でも、「田舎」×「工学」をめぐる話題で大いに盛り上がりました。

2016年10月10日月曜日

Tech Garden Salon「田舎工学序説」を開催します!

蔵前工業会鹿児島県支部は、今年も3回目となる「Tech Garden Salon」を開催します!
今年は、「南薩の田舎暮らし」代表の窪 壮一朗による田舎づくりをテーマにした講演です。
詳しくは以下をご覧ください。

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Tech Garden Salon

私たちは、一昨年から「アートやカルチャーを楽しむように、テクノロジーの世界を楽しむ」をテーマに、マルヤガーデンズにて講演会を開催してきました。今年は、テクノロジーとはちょっと違った「田舎づくり」の話です。

日時 2016年11月19日(土)15:00開場 15:30-17:30講演

場所 マルヤガーデンズ 7F 入場無料(定員50名)

講演テーマ「田舎工学序説」
演者:窪 壮一朗(くぼ そういちろう) 百姓、南薩の田舎暮らし 代表

みなさんは「田舎工学」と聞いたらどんな学問だと思うでしょうか? 実は、こんな学問はまだ存在していないのです。なぜならこれまで「田舎」は作っていくものではなく、既にあるものだったからです。しかし、近年非常に「田舎」への関心が高まっています。しかも、自分の故郷へ帰るのではなく、新天地を求める人が「田舎」へ向かってきています。自分なりの「田舎」を作っていくことを目指して。
では、どうしたら自分なりの「田舎」が作れるのでしょうか? それには、都市工学とも、従来の農村工学とも違う視点が必要になるでしょう。つまり、行政が中心になって行う上からのインフラ整備ではなく、個人の力で荒野を切り拓いていく草の根の動きが中心になってくるのではないでしょうか。自分自身が楽しく住める「田舎」を作るため、みなさんと一緒に「田舎工学」を考えてみたいと思います。

演者プロフィール
東工大を卒業後、文部科学省でいわゆるキャリア官僚として働いておりましたが、早々に退職、蛮勇で田舎に移住し、気づいたら百姓になっていました。娘2人と妻の家族4人でなんとか暮らしています。
1982年 鹿児島県吉田町(現鹿児島市宮之浦町)生まれ
2001年 鹿児島県立鶴丸高等学校卒業
2005年 東京工業大学理学部数学科卒業
2005年 文部科学省入省(国家公務員Ⅰ種)
2009年 自己都合退職(最終官職:科学技術学術政策局 国際交流官付 企画係長)
2009年 東京工業大学総務部付
2011年 父方の故地である南さつま市大浦町に家族で移住

【南薩の田舎暮らし】
南さつま市大浦町で、農業をしながら、身の回りにある素材を使ってジャムを作ったり、お菓子を作ったりもしています。農作物や加工品はインターネットショップでも販売。また「海の見える美術館で珈琲を飲む会」など、地域の人と楽しむイベントもときどき主催しています。
(主な経営作物)
柑橘類(ポンカン、タンカン、しらぬい等)、水稲、かぼちゃ、アボカド(苗木育成中)

2016年2月1日月曜日

4大学合同新年会が開催されました


2016年1月28日、恒例の「4大学合同新年会」@鹿児島がホテル・レクストン鹿児島にて行われました。

これは、一橋大学、東京医科歯科大学、東京外語大学、そして東工大の4大学の同窓会鹿児島支部による、合同の賀詞交換会です。今年で10年くらいになるそうです。

この4大学は同窓会の鹿児島支部が小規模なので、合同で新年会をすることで盛況にもなりますし、様々な業種で活躍されている方と交流できる貴重な機会です。

幹事を務めてくださっている一橋大学同窓会(如水会)のみなさんには感謝です。